先が見えない真っ暗闇の洞窟を、ろうそく1本の光だけで進む。もしも炎が消えてしまったら、暗闇の中で右も左もわからなくなってしまいます。
京王よみうりランド駅から徒歩約10分ほどのところにある稲城市の名所「威光寺・弁天洞窟」では、そんなスリリングな非日常体験ができます。
受付で拝観料(大人300円、子供200円)を払って、ろうそくとマッチを受け取り、池にかかる橋を渡って入場します。
外の光が差し込む最初の5メートルを過ぎると、照明設備が一切ない洞窟内は本当に真っ暗闇の世界です。目が暗闇に慣れるまで10分ぐらいはかかります。
洞窟の全長は65メートル、広さは660平方メートルだそうです。暗闇の中で恐る恐る進むので、それ以上に長く広く感じます。また、洞窟は1本道ではなく分かれ道があるのも面白いところです。
ほとんど手探りのような状態で奥へ進むと、壁に彫られた神様の石像や、怪物のような蛇に出会うことができます。
探検を終えて太陽の下に戻った時には「やれやれ、助かった」という気分です。無事「生還」できたことを神様たちに感謝したくなりました。いつもと違う状況の中、困難に対して勇気を出して立ち向かい切り抜ける。洞窟を訪れる人が絶えないのは、短時間でそんな小さな成功体験ができるからじゃないかと思います。
<ミニガイド>
改札から高架下を直進。横断歩道を渡って左へ。交通量がやや多い道ですが右(西)側にだけしか歩道がありません。威光寺は道の左手にあります。横断歩道には信号がありませんから車に気をつけてください。
<写真について>
洞窟内でストロボ撮影すると、実際に肉眼で見ることのない明るい洞窟内部の写真ができあがります。ここに掲載した写真は、実感に合わせてあえて暗めに調整していますが、実際にはもっともっと暗く感じられました。
掲載日付:2007/10/07